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飛天の酉蔵様、参る・・・ 第二十巻

・・・酉蔵は思いにふけるようになります・・。

酉蔵が見た夢は、あまりにリアルであったため、ずっと酉蔵を捕らえて離さないようです。

おもんの用意した膳にも手を付けず、おもんを以前のように抱くこともありません。淋しそうなおもん・・。
そっと、酉蔵の肩に寄り添うおもん・・・つれなく酉蔵はついと立ち上がり、庭先を見ながらごろりと横になり・・・
「あれが夢なのか・・」
カムイとの激しいセックスを思い出しています・・。


このシーンではは、あらたにセックスシーンが三ページも加筆され、さらに話題のシーンとなったようです。

これは、単なる読者サービスということでないと思います。
酉蔵の今まで無理やり押さえ込んできた女としての欲望が、カムイによって覚醒させられ、激しく噴出しているという事を描いているのです。


自分が好きになった♂に、好かれ求められたいのは、当然の♀の欲望ですから・・。

愛とは別にして・・・。

立場や環境、あらゆる壁を除外して、酉蔵が「したくなっちゃう♂」の存在がカムイ。

酉蔵がカムイを求めようにも、そこには二重の壁があります。

まず、自分は女であってはいけないと律している事の壁、もうひとつは、自分の生業である殺しのターゲットであるという壁です。

・・酉蔵は、ただ、甘い妄想にひたっているわけではありません
自分のなかでの葛藤に決着をつけようとしています。

ある夕刻、酉蔵はある決意を決めます。

箱膳に金子が積まれています。
「五百両ある。おめえの好きにしねえ。」
後ろから、そっと羽織を着せてあげるおもんに酉蔵はいいます。


いつものように黙って仕度をてつだうおもん・・。刀をひざまずいて差し出すおもんの眼は酉蔵の視線を求めていますが、酉蔵はおもんと視線を絡める気はないようです。

酉蔵の顔つきはかつてない凄味をみせ、おもんは思わず酉蔵の背中にすがりつきます。

・・・おもんにとって、酉蔵は至上の男であり、人生のすべてです。
金子を積まれたところで吊り合いの取れるものではありません・・。

酉蔵もおもんを不憫に思うのか、

「もう、もどらねえ・・」

肩越しにそっと言います。

そして、酉蔵の決めた道はこれです。

「今さら女にもどれるけえ・・・」

これは、心のつぶやきであって、声に出したわけではありません。
酉蔵は、一度も振り返らずに家を出ていきます。

おもんはいつまでも、いつまでもその後ろ姿をじっと泣きながらみているだけでした。

そして、五百両の金子のまえでへたりと座り込みます。

・・・夜もふけてきました。

小さなおもんはどうしたでしょう。

はじめて酉蔵の家に来た時に、死んでみろといわれすぐさま首をくくろうとした梁にひもをかけ、彼女は首をつってしまいます。

小太刀をなげて、ひもを切って助けてくれた酉蔵はもうここにはいません。

・・痛ましい死です。

弱い無力な女を酉蔵は否定しました。(その象徴が、おもんとの絶縁です。)

そして、さらに覚醒した自分の本能も封印し、彼女が進むのは孤独な修羅の道です。

・・・野分吹き荒れる地獄ヶ原・・

さあ、一緒にまいりましょう・・。








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Sister Victoria

Author:Sister Victoria
いつも訪れてくださってありがとうございます。

<今日の一言>

3月 13日 (金)

いやはや、早いもので明日はホワイトディです。

今までは、バレンタインはひとりでしたが、今年は複数です。今年は、6個買ってます。おお!

ファーストとセカンド、完全に間違いましたね。(笑)

まあ、こんな間違いも経て、大事なものを再認識するのですよ・・。てへへ。

まあ、こらしめに残しておきます。シェリごっこは、終了かな。

*****

2月 8日 (日)


26歳の頃、初めて「シェリ」を読んだ。

レアはとても大人に思えた。今、レアと同世代になって

レアのような恋ができるなんて幸せ。

彼を大事に思って、生きていきます。彼の母親に敬意を

払いつつ・・。






***************

この一言は残します。



秋の陽だまりに眠るクロッケを忘れないために。

それと、私にとっての断捨離のために。




10月 8日 (水)

わりと、残暑の残る秋ですね。

日中、部屋にいると汗ばむのです。

新しい仕事も落ち着いたのか、頭の整理もついたのか、変な夢も見なくなりました。

黒猫クロッケの老いを最近ひしひしと感じる。この秋も悔いのないように彼に接しよう・・。

この世で一番私を気にして生きていてくれる大事な存在。

あっちの彼は(笑)、世界で一番私に気にしていて欲しい人。少しくらい放置しても、他に愛がたくさんあるみたいだから大丈夫です。(笑)

クロッケは今私の部屋でお昼寝中です。

彼の寝息が聞こえる、平和な秋のお昼どきです。

今日はこれから、美容院です。

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♥. ♠. ♣Alice
愛のカレンダー
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